第40回「ドーヴィル・アメリカ映画祭2014」にお招きいただきました

浦久俊彦事務所・広報担当の成田純子です。
パリから車でノルマンディー地方へ走ること約2時間。のどかな田園風景を過ぎて、ほのかな潮の香りが漂うリゾート地・・・ドーヴィル。
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戦前から大富豪たちが集まる高級リゾート地として栄えていましたが、再び脚光を浴びたのはクロード・ルルーシュ監督の名作「男と女」。
主人公アヌーク・エーメが出会う砂浜や情事を重ねるホテルは全て、この土地にある実在の場所であり現在も変わらない佇まいを見せています。

そんな人口4,500人足らずの小さな街の新たな名物として知られているのが、毎年9月に開催される「ドーヴィル・アメリカ映画祭」。まるでハリウッドがフランスにそのまま引っ越してきたかの様な大イベントは、今やヨーロッパ中の注目を浴びる映画祭へと成長し、今年はすでに映画祭40周年。コンペティション部門の審査委員には、この地と馴染みの深いクロード・ルルーシュ監督など豪華な顔ぶれが一同に介し、華やかなイベントとなりました。
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今回の映画祭へは、当事務所のアライアンス・パートナーでもあるフランス・ルノー社からお招きいただきました。
当日のスタートは、「Normandy Barriere Hotel」(写真右下)の中庭で行われた関係者プレシャンパンパーティーから。プレイベントにも関わらず、テレビクルーが早々と入り、女優さんのインタビューが始まっていました。
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浦久と20年来親交のあるルノー社マーケティング・ディレクターのクロード・ユーゴ氏(写真下/真中左)・・・笑っています(笑)。
とにかく顔が広く、誰とでもすぐに仲良くなれる達人。

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浦久も誰かと談笑してますねー。   IMGP1506

プレパーティーで挨拶を済ませると、次は場所をメイン会場「CID(Centre International de Deauville)」へ移し、映画祭オープニングセレモニーの後、ウッディ・アレンの最新作・ノミネート作品「Magic In The Moonlight」を鑑賞します。
でもここから、まさかのレッドカーペットを歩くんですよね・・・。
いいんでしょうか・・・ドレス・・・着ていません(笑)

これは敷居が高いー。                          ルノー関係者の皆様と。

レッドカーペットの上でしている話は実に世間話。立ち止まって、写メ(笑)。
「ルノー」始め、「エールフランス」「カルティエ」「ヴァニティ・フェアー」「フランス国営放送」など、映画祭のスポンサードの皆さんは、俳優陣に交じってカーペットを歩いて映画祭セレモニー会場まで入りました。
貴重な体験をさせていただきましたー(汗)。

この後から、俳優陣・審査員の会場入りが続き、レッドカーペットを歩く様子が会場内のモニターに映し出されます。
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そして、今回の映画祭メインゲスト、ジェシカ・チャスティン(写真下)の登場です。
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ジェシカは「欲望のバージニア」「ゼロダーク・サーティー」など数々の話題作に出演、アカデミー賞主演女優賞、同助演女優賞に毎年ノミネートされるなど、今ハリウッドでも乗りに乗っている女優さんの一人です。役の振り幅が広く、演技が素晴らしい。
実際のジェシカは、ピンクのドレスにルブタンのグリッターパンプスが似合って、笑顔の素敵なキュートな女性でした。

ジェシカが会場入りすると同時に、映画祭オープニングセレモニーがいよいよスタートです。審査員の紹介やノミネート作品の紹介が続いた後、 今年亡くなった大女優ローレン・バコール(写真下)や同じく俳優ロビン・ウィリアムズを偲ぶ時間。
モニターに画像が映し出されると、会場からは大女優の功績を称えてスタンディングオベーションが起こりました!!

さて、ウッディ・アレンのノミネート作品「Magic In The Moonlight」の鑑賞です。こちらは、1920年代のフランス南部の避暑地・コート・ダジュールを舞台にした映画。 不思議な力を持つ女性の役がエマ・ストーン。その力に疑問を持つ人から秘密を暴くため仕向けられたのがマジシャン役のコリン・ファース。
不思議な力がインチキであることを見破ろうとエマに近づくコリンでしたが、やがて2人は恋に落ち・・。
ニューヨークの憂鬱を一人で背負い込んでしまったようなウッディ・アレンも今年で78歳なんですね。本作品で49作品目とのこと。以前の作品とはテイストも変わり、まだまだ変化し続けているウッディ・アレン。これからも目が離せません!

映画祭オープニングセレモニーの後は、晩餐会の行われる「Lucien Barriere Hotel&Casino」へ会場を移します。この時点ですでに午後11時!
フランスで遅~い時間からの会食が何度かありましたが、これだけはいつまで経っても慣れません(涙)
会場内には俳優陣・審査員(写真右下)のテーブルを始め、各スポンサーのテーブルも見えます。                           IMGP1590

IMGP1588  紳士・淑女ですごい人!!

会場へ移動する時に前を歩いていたジェシカ(写真下)は、カジノの入り口でマスコミからのインタビューを受けていました。

ルノー社のテーブルで会食をご一緒いただいた皆様(写真下)
フランス放送局オーナーご夫妻、テレビキャスターご夫妻、ルノー社重役ご夫妻と多彩な顔ぶれでした。皆様、お美しい・・。
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この時の話題はもっぱらフランス経済への懸念、EU問題、税金問題が中心で、日本・福島のことも皆さんじっくり聞きたいようでした。
フランス人の議論好きは今に始まったことではありませんが、この時すでに目が開かず‥。とうとう睡魔に負け、午前2時、一足お先に失礼させていただきました(涙)

皆様、午前4時頃まで盛り上がっていたとか。
お疲れ様でした。今度はお仕事でぜひ。